競売
競売とは、不動産ローンなどの債務の返済が出来なくなった際に、債権者が所有者の意志に関係なく担保提供した不動産を差し押さえ、その物件を裁判所に強制的に売却してもらい、その売却代金を債務の返済に充てる手続きのことです。
また遺産の相続でも用いられる制度であり、この場合は財産分割をする際に裁判所に申し立て、相続物件を裁判所に売却してもらうことで、その代金を分割して受け取るようになっています。
こうした物件の価格は、裁判所に委託された不動産鑑定士が決めるのですが、前者の場合は事情が事情のため、一般市場価格の5割から7割程度安く売却されてしまうことが多く、競売物件売却後も債務の返済が残ってしまうことも少なくありません。