所有期間

土地や建物などの不動産を売却すると、翌年の3月15日までに所得税の確定申告をしなければなりません。
不動産の売却益については、分離課税の譲渡所得という方法で税金の計算をします。
分離課税とは、給与や事業など、総合課税の所得は所得同士合算してから税金を計算するのに対して、それぞれの所得に対する税金を計算してから税金自体を合計するのが特徴です。
また、譲渡所得の税率は、所有期間が5年以下の短期と、5年超の長期で、適用される税率自体も異なり、短期は所得税地方税合わせて39.63%、長期は20.315%と約二倍の開きがあります。
なお、贈与や相続で取得した土地や建物については取得価格、所有期間ともに元の所有者から引き継ぎます。