フラット
フラットとは、フラット35の略称で、住宅取得支援のための長期固定金利融資制度です。
かつては政府出資の住宅金融公庫が行っていたものを、構造改革の一環で住宅金融支援機構に姿を変えました。
直接的な窓口は銀行やノンバンクなどの民間金融機関ですが、ローン債権を機構が買い取る、”証券化”の仕組みを利用しています。
民間金融機関が直接取り扱う住宅ローンでは、最近は長期固定のものもめずらしくありませんが、かつては3年、5年、10年程度が一般的で、それ以上の長期ではリスクに見合う金利は高すぎるという問題がありました。
現在では、民間金融機関でも長期固定の取り扱いが充実していますが、もう一つ、民間にはない長所があります。
民間の住宅ローンは、団体信用生命保険の加入が義務のため、健康に不安があって生命保険に加入できないと利用の道が閉ざされてしまいます。
このローンは、団体信用生命保険の加入が任意のため、健康上の問題があるときにはありがたい商品です。