長期修繕計画
マンションに住む場合、部屋の中は専有部分と行って自分だけのものですが、建物本体やエントランス、廊下などの共用部分はマンションの所有者全員の共有財産です。
共用部分の維持修繕は全体で行う必要がありますが、その都度費用を集めるのでは、意見がまとまらなかったり、費用の負担能力に世帯により差が出てきてしまう恐れがあります。
そこで、長期修繕計画を基に、年度ごとの修繕に必要な費用を賄えるよう、修繕積立金を毎月集め、管理費の口座とは別にして管理します。
毎月集める修繕積立金の根拠であり、建物を長く維持し続けるために不可欠なものですが、設備などの状態によっては計画より長持ちしそうだったり、逆に早目がいいとか、また消費税率アップによる施工費の上昇など、定期的な検証や、現状にあった改定も行うのが望ましいです。